2009年12月15日

トスカーナの新興地ボルゲリの生産者「サパイオ」


今年(2009年)9月に訪問したポデーレ・サパイオ(Podere Sapaio)についてレポートします。

イタリア中部のトスカーナ州は、イタリアを代表するワインの産地ですが、キャンティ・クラシコやブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどを産出する伝統的な産地は内陸部の丘陵地帯に存在します。それに対して、今回訪問したサパイオがあるボルゲリは、海沿いにあるワインにとっては新興地域です。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどフランス系の品種が多く栽培されています。ボルゲリの有名な作り手として、サッシカイア、オルネライア、レ・マッキオーレなどがあります。

ボルゲリに入ると大きな杉の並木道が現れます。
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緑が美しい道を通ってワイナリーに向かいます。


ついにやってきました。インターホンで話してこの門を開けてもらいます。
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中には。オーナーの住まいがあります。醸造所は別の場所にあるとのことで、彼の車に先導してもらって、醸造所に向かいます。
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葡萄畑を見ながら5分ほど走ったでしょうか。醸造所に着きました。ステンレスタンクの一部は表に置かれています。
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建物の中にもタンクがずらりと並んでいます。
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樽が積まれたエリアにも案内してもらいました。
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訪問した日はちょうど収穫していました。
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畑で積まれたブドウはコンテナに積まれて醸造所に運ばれます。
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この画像右側でコンテナから降ろされた葡萄は、左へと移動していきます。
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こうやって、人の手によって、悪い状態の葡萄を排除されます。
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この機械を通ると、葡萄の茎の部分が分離されて、果実の部分のみがホースでタンクに運ばれます。
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説明していただいたオーナーのマッシモ・ピッチン氏。忙しい収穫の時期にもかかわらず見学を受け入れてくださってありがたいです。エレガントなワインを目指しているとおっしゃっていました。
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オーナー自らステンレスタンクの中から発酵中の液体をグラスに注いでくれました。


3日前に収穫したカベルネ・フラン。炭酸ガスがブクブクしています。甘みがあります。
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醸造を担当しているのは、なんと女性でした。著名なエノロゴ(醸造家)カルロ・フェリーニ氏のもとで学んだ人です。サパイオは、カルロ・フェリーニ氏をコンサルタントに迎えているのです。
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醸造所を案内して下さった後、再び最初の館に戻りました。
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この部屋でテイスティングです。
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左側がこちらの最高のワイン「サパイオ」右側がセカンドワインの「ヴォルポロ」です。
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テイスティングさせていただいたサパイオ2006の葡萄品種の構成は、カベルネ・ソーヴィニヨン55%、カベルネ・フラン25%、メルロ10%、プティ・ヴェルド10%です。

一方、ヴォルポロは2007年ヴィンテージをテイスティングしました。カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ15%、プティ・ヴェルド15%です。

さすがにサパイオは骨格のしっかりしたスケールの大きなワインです。凝縮度が非常に高く、タンニンは強力ながら木目細かくて心地よいです。

オーナーのピッチン氏に、サパイオを飲むときは、どういう料理を合わせるんですかと質問しました。彼は羊と鳩が好物なので、これらの肉と共に飲むことが多い答えてくださいました。

ヴォルポロはサパイオほど密度は高くないですが、凝縮度が高く、果実の甘みを感じ、タンニンもしっかりあって、価格差を考えるとかなりお得です。

オーナーから直接お話をうかがえて良かったです。ワイン造りへの熱い情熱が伝わってきました。

さて、ワインバー・ロスコでは、今週(12月14日〜18日)、このヴォルポロをグラスワインとしてお出ししています。グラス1杯、特別価格1900円です。他にもお手軽な価格帯からグラスワインを沢山ご用意しておりますので、お気軽にお越しください。


ワインバー・ロスコのHPはこちらをクリック


《今回のボルゲリ企画について》
ボルゲリの高名なワインは、どうしても高価になってしまいます。そこで、ワインバー・ロスコでは2周年感謝企画として、ボルゲリの優良な生産者が作るセカンドワインを特集することにしました。リーズナブルな価格で上質な味わいを楽しめるワインを週替わりで特別価格にてグラスワインとしてご提供いたします。尚、数に限りがありますので売り切れの際はご容赦ください。

◆12月14日(月)〜18日(金)
ヴォルポロ 2007(サパイオのセカンド)
グラス1杯 特別価格¥1,900

◆12月21日(月)〜25日(金)
ヴィッラ・ドノラティコ 2005(アルジェンティレアのセカンド)
グラス1杯 特別価格¥1,600

◆12月28日(月)〜30日(水)
ボルゲリ・ロッソ 2005(グラッタマッコのセカンド)
グラス1杯 特別価格¥1,900

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grazie_arigatou at 18:13│ mixiチェック Clip to Evernoteワインバー・ロスコ | 2009年イタリア訪問
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《プロフィール》
イタリアワインが大好きです。ワインって人を幸せな気持ちにしてくれる素敵な飲み物だと思います。 クラシック音楽が好き。一時期バレエもよく見ていました。パリ・オペラ座は最高です。パトリック・デュポンを何度か生で見れたのは貴重な体験です。シルヴィ・ギエムにはしびれました。 オペラハウスは、ウィーン、パリのガルニエ、ロンドンのコヴェント・ガーデン、ミラノ・スカラ座、ニューヨークのMETに行くことができました。幸せな体験でした。 毎年12月に南座で歌舞伎が見られることにも京都に住む喜びだと感じています。片岡仁左衛門や坂田藤十郎といった上方の役者さんをどうしても贔屓にしてしまいます。 絵は、フェルメールがいいですね。彼が生まれ活動したデルフトにも行ってしまいました。普通に印象派も好きです。店の名前に拝借したマーク・ロスコや、エドワード・ホッパーも好きです。それから2006年にアムステルダムで見たカラヴァッジョとレンブラントの特別展はすごかった。強烈に印象に残った展覧会でした。 旅行も好き。ヨーロッパには10回ほど行きましたが、もっともっと行きたいです。 自分の行動が人の幸せにつながっていけばいいなと思っています。
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